リニューアル/コンクリート
コンクリートが使われ始めて100年以上が経過しました。古いコンクリート構造物でも現在立派に機能しているものがある一方で、中性化・塩害・アルカリ骨材反応などにより本来の品質・機能を大きく損なう劣化現象が特に高度成長期の構造物で顕著となっています。
当社は、橋梁・桟橋・水路・下水道等のコンクリート構造物の維持・補修に取り組んでおり、新材料・新工法を提案し、これらのコンクリート構造物をリニューアルすることで、社会に貢献していきます。
主な橋梁及び構造物補修工事
・断面修復、ひび割れ補修、表面保護
・支承取替(橋を持ち上げ支承を取り換える)
・伸縮装置補修
・塗替塗装
・落橋防止装置、変異制限装置取付
・橋脚巻き立て(PCM工法)
・管更生工法
加入工法協会
UBEリニューアル工業会
テクノクリート/施工研究会
PCM(マグネライン)工法
PP工法(RC橋脚巻き立て補強工法)
PP工法は、建築限界や河積阻害など施工が制約される場所で真価が発揮される増厚工法です。鉄筋コンクリート(RC)の設計方法によって算定された補強効果は、「マグネラインで補強した橋脚の正負交番載荷試験(平成10年実施)」によって確認されています。PP工法は、橋脚や水門の補強など、様々な制約条件下での耐震補強工法として多くの実績を残しています。
特徴
・補強部の部材厚が薄くできるため、建築限界や河積阻害など制約下で威力を発揮します
・死荷重が小さいため、基礎への影響が少なくて済みます
・型枠が不要です
・橋脚形状寸法の影響を受けません
・補強と同時に耐久性も確保されます
・厳しい塩害環境下においても、表面保護工を併用する事で対応可能です
上記のほか、PSR工法(RC床版下面増厚補強工法)、PT工法(トンネル補修、補強工法)もございます。
加入工法協会
PCM工法協会
管更生工法
当社が加入しているパルテム技術協会では、管路を更新する更生工法として主に上水道分野で適用されるパルテムHL工法(ホースライニング工法上水道)と主に下水道及び農水分野で適用されるホースライニング工法、パルテムSZ工法、パルテム・フローリング工法があります。
上水道分野のパルテムHLは従来品より高強度・高耐圧の材料を使用しています。
下水道分野の各工法は公益社団法人日本下水道協会発刊の「管きょ更生工法における設計・施工管理ガイドライン」2017年度版に沿った設計のラインナップとなっております。
加入工法協会
パルテム技術協会
3SICP技術協会
パルテムSZ工法
パルテムSZ工法は、既設のマンホールを利用して管きょ内にSZライナーを引込み、 空気と蒸気で拡張・加熱して管きょの中に自立管のSZパイプを形成する工法です。
パルテムフローリング工法
パルテム・フローリング工法は、既設管きょ内で組み立てた鋼製リングに高密度ポリエチレン製のかん合部材と表面部材を組み付け、既設管きょとポリエチレン製部材との間に充填材を注入することにより既設管きょを更生する製管工法です。既設管きょ内に構成された更生管は、既設管きょと更生材が一体になった複合管となります。
複雑な線形にも適用可能です。